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2019.04.06

"ANGELS" ONEMAN TOUR 2019
マイナビBLITZ赤坂
 
 
この間始まったと思ったのにもうツアーファイナル。早い。
 
ステージ袖に固定カメラのようなものが見えた。
何か作品になったりするのだろうか。
 
待っている間、ステージを見れば見るほど緊張して心臓が持たない・・。
一通りチェックを終えたローディーさんが、袖の方で「お願いしまーす!」と挨拶しているのが見えて、いよいよ…!と心の準備をする。
 
 
TOKYO
Zoning
ひとつにならずに
1000年
Ghost Rider
HURRY GO ROUND(hideカバー)
Everything
plastic
Misstopia
Hallelujah
Gilmore guilt more
鉄の夢
Blood Music.1985
DOWN TO HEAVEN
BAD DREAM
Close To Me
ANGELS
 
en.
黒い虹
 
 
TOKYO
SEとして音が鳴ると余計に心臓がバクバクしてくる。
4人がステージに揃い、曲が始まる。
ケンゴさんが叩くタムの音に吉木さんのドラムが加わる瞬間がたまらない。
ていうかケンゴさんのタムにばかり注目していたけど、吉木さん最初ドラム手で叩いててビックリした。
小林さんがゆらゆらと揺れているシルエットがかっこ良過ぎた。
後半につれて小林さんの声がどんどん迫力を増していく。
あぁもう本当にかっこいい。
 
Zoning
小林さんとケンゴさんが向かい合ってギターを弾いている姿を見るだけでワクワクする。
音の厚みがやばい。最高。
 
ひとつにならずに
赤と青の照明がリズムに合わせて交互に4人を照らしていて、何それめっちゃいい!って興奮。
曲が好きすぎる上に照明も良いから、自分でもやばいと思うくらいにテンションが上がりすぎて行き場を失った。
(走り回らないと収まらないくらい…)
 
1000年
高松さんのベースで歓声があがる。最高。
赤錆みたいな色の照明がまさにノベンバっていう色合いで良かった。
 
Ghost Rider
イントロだけで大歓声!アガる。
今まで聴いた中で一番のGhost Riderだった。
そして、これは広いところで鳴るべき音だと思った。
 
「ノーベンバーズです。今日は来てくれてありがとう。」
 
HURRY GO ROUND
ゆっくりと丁寧にギター1本で歌い上げる小林さん、少し声がかすれていた。
3人の音が乗ると、ふわりと光が差し込むように温かみが増す。
仙台新潟で聴いた時からアレンジが変わっているように感じたけれど、気のせいかな・・。
少し前まで冬のように寒かったのに、今日が暖かい春の日だったのは意味があるような気がした。
"また 春に会いましょう"
 
後ろを向いて水をのみ、大きく咳をする小林さん。心配…。
 
Everything
ライブで聴くこの曲は、ハンドマイクで大きく身振りながら歌う小林さんが新鮮なのもあるけれど、ハンドマイクだからこそ歌が凄く強くて、胸がぎゅうっとしめつけられる。
 
plastic
高松さんのベースと小林さんの声が妖艶すぎてやばい。
前半は吉木さん電子パッドのみ、途中からドラムに移行していた。
この曲はケンゴさんのギターの弾き方に惹きつけられる。
照明が、歌詞とリンクするように色とりどりの光を使っていてキレイだった。
 
Misstopia
ここまでさまざまな色の照明だったのに、この曲のメイン照明は白で。
あぁやっぱり白なんだなぁって感動した。
"昨日までの世界のすべて 今の僕らの持つものすべて"
この歌詞が、今回のツアーは特に響いて聴こえた。
 
Hallelujah
小林さんだけになるところで、ふっと上からの照明が小林さんへのスポットだけになって後ろの幕が赤に染まって、そのコントラストにゾクっとした。
今まではマイクなしで歌っていたケンゴさんがマイクでコーラスしているから、つい耳を奪われる。
 
Gilmore guilt more
少しずつ音を重ねて曲の始まりをつくっていく。
イントロのギターからの、ドラムの1音でスイッチが入るみたいになる。
ぼんやりと柔らかい2色の照明がステージを流れるように照らしていて、色と色の間に隙間をわざと作っているのか、まるで黒い照明があるみたいでしばらく上を見てしまった。
中盤のブレイクするところがとてもスローで、この緩急の付け方が本当にアゲてくるなぁ。
突然小林さんのマイクが音出なくなるというトラブルがあり、スタッフさんに合図を出しつつ高松さんのマイクで歌ってた。
(曲が終わってから、高松さんが自分のもとにマイクをぐっと強めに戻している姿がイケメンすぎた)
そこからの轟音っぷりがYAVAすぎてもう。
ノベンバはトラブルが起きるとより凄いものが見られる(不謹慎)。
 
鉄の夢
吉木さんの4カウントで周りが「来た!!」という反応をしていてにやける。
自分が弾き始めるまでの間に2回髪をかきあげてニッと笑うだけで存在感がやばいケンゴさん。。
ソロでぐっと前に出てきた瞬間、上手から多くの腕があがる。
 
Blood Music.1985
イントロで再び歓声が。
ケンゴさんがギターを高く掲げると更に歓声が大きくなる。最高か。
小林さん、音が消えて"打ち砕く"と歌うところを無言で指さしていて悲鳴が上がる。
後半のたたみかけるドラムのところ、吉木さんの叩き方が変わってた。
 
DOWN TO HEAVEN
イントロの音がぼんやりと裏から聴こえてくると、待ってました!な歓声。
アガるーーー。
ギターを置いて、マイク1本で全身を使って歌う小林さんが別人みたいに見える。
終盤の小林さんのあのシャウトを聴くとトリップしかける、というか半分トリップしてたかもしれない。
初めての感覚だった。
THE NOVEMBERSは合法。
 
BAD DREAM
レーザーみたいな照明、世界観にぴったり。
初日の仙台から思ってたけど、ダウン・ツ・ヘヴンからの悪夢への流れが本当に凄くて。
この2曲を続けてセットリストの終盤に持ってくるあたりにノベンバの漢気を感じる。
最高にかっこいい。大好き。
 
「じゃあ、とても大切な曲を聴いてください。」
 
Close To Me
小林さんの声が優しくて、少し切なくなる。
 
次の音が流れる中、小林さんが口を開く。
 
「最後の曲です。今日は本当に来てくれてありがとうございました。んー(少し考えて)、また、いい未来で会いましょう。」
 
ANGELS
ライブで聴いて一番音源とのギャップを感じた曲。
今日は小林さんちょっとシャウトしてたし音も歪んだりしてて、やんちゃな天使だった。
 
アンコールで出てきた小林さん、高松さんのボード?マイクスタンド?か何かに躓いて笑ってた。
お客さんもクスクス笑いが起きていた。
 
「アンコールありがとうございます。ANGELSという作品を出して、そのツアーで今日がファイナルなんですけど。今日で終わるというよりは今日から始まるような気持ちでいます。自分達がかっこいいと思うものを作れたことがとても誇らしいし、ANGELSの曲はずっとライブでやっていきたいので、これからもよろしくお願いします。…じゃあ、最後に1曲、思い切りやって終わりにします。」
 
黒い虹
イントロで大歓声!凄い。
どこまでもかっこいい。
 
「本当に今日は来てくれてありがとうございました。次会う時までお互いいい時間を過ごして、いい顔で会いましょう。」
 
そう言い終わったあと、安心したように微笑む小林さんがとても印象的だった。
 
 
非常灯がついて、ローディーさんがアンプの電源を落としていってもWアンコールを求める拍手が止まない。
それは決して満足していないわけではなく、もっともっと聴きたいという気持ちだと思う(私も)。
終了というのが分かると、改めて拍手が起こったのが素敵だった。
 
曲の前後では声がたくさんあがるのに、曲間でチューニングしている時や、次の曲へいくまでの数秒の間でも、お客さん誰も何も言わなくて静かに音が鳴るのを待っている感じが、作り上げた空気を壊さないようにしているようで本当ノベンバのお客さんいいなと思う。
 
 
ツアーファイナル、あっという間に終わってしまった。
曲数結構多くやっているのに2時間かからず終わるのがとても意外で、でも体感的にはもっと長くやっているように思えるのが不思議だった。
 
ANGELSの曲達はベスト盤みたいにどの曲も個性が強くて、極端に言うとセットリストに組み込まれたほかの曲の印象がかすむくらい脳裏に焼きついた。
ギターを置いた小林さんは、ハンドマイクとマイクスタンドをうまく使い分けて、声も体も表現豊かで、今までは感情をあまり前に出さずに演奏してきたように見えていたのでとても新鮮だった。
 
照明もとても美しかったな。
天国と地獄という2面?の表現なのか、左右から2色の照明が小林さんに半々ずつあたっていたのが何曲かあった。
 
ANGELSという作品は本当に最高傑作だと思うし、ライブも過去最高だった。
いつも思うけどノベンバに出会えて良かったし、彼らが活動していく限りずっと応援したい。
本当に、ここからが新しいTHE NOVEMBERSの幕開け。
お楽しみはこれから。
 
 
そして帰りに配られたフライヤーには「4/19 at GARAGE(明日4/7チケット発売)」の情報。
ほんとサプライズ好きだなぁ・・・(最高)。