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2010.12.26

Daisy Bar CountDown10 "弾き語らNIGHT"

下北沢Daisy Bar

 

下北沢へ、afoc佐々木さん主催イベント”弾き語らNIGHT”を見に行ってきた。
キャパが小さい会場というのもあってソールドしてた。

前方4列くらい椅子席で他は立見だった。


ステージにはいくつものキャンドルが燈されていて幻想的な空間になっていた。
ただ、MCで佐々木さんも言っていたが後半になるにつれ動悸が激しくなったり酸素が薄く感じる瞬間があった(笑)

 

 

佐々木亮介(a flood of circle)】
静かに、水を片手に登場。
静かな曲をやるかと思いきや、重たく苦しいがなる感じの自身の曲を続けて演奏。
もっと弾き語り向けの曲あるのにな、と思った。

 

「こんばんは。佐々木亮介と言います。僕は普段ア・フラッド・オブ・サークルっていう、覚えにくい名前のバンドをやってるんですが。最近バンドに変化があって。前向きな…変化、だったんですけど。この”弾き語らNIGHT”っていうふざけた名前は前のベーシストが付けたんですよ。でも僕は彼のそういうところが大好きです。」

 

「今日キャンドルがいっぱいあるじゃないですか。酸素を使うじゃないですか、”彼ら(キャンドル)”は。今はいいけど、後のお2人の時に酸素が薄くなるんじゃないかっていうのがね。まぁこんな唾飛ばして歌うのは僕だけだと思うんですけど。皆も息しない方がいいんじゃない?(笑)小林さんの為に。」

 

Daisy Barにはずっとお世話になってて。バンドを始めてもうすぐ5年になるんですけど、その頃なんてもう本当に・・・なんていうかガラガラ(笑)それが、今こうやって沢山の人に見てもらってるって少し不思議な感じがしますね。で、僕5年の間に家が3回変わってるんですよ。前のとこは102号室で、その前は実家だったんで803号室、その前が308号室。」

 

308

元々佐々木さんの声は感情がすごく乗ってるんだけど弾き語りだから余計に歌詞が突き刺さって、悲しくなって涙が込み上げてきた。

 

曲が終わった後、沈黙があって「…時って経ちますよね。当たり前ですけど。最近そういう当たり前のことを考えるんですよ。」と言っていたのが印象的だった。

 

「…歌うって、すごく我が儘だと思うんですよね。すごく個人的なことを歌っているから、僕の場合。そんな個人的なことを怒鳴ってわめき散らしているのに、それを聴いてくれる人がいるってありがたいですね。だからって誰かの為に曲を作ろうとは思わないですけど、自分が歌いたいことを歌っていて、それが誰かの心を動かすことができたら、すごく素敵だと思います。」

 

「前にここで弾き語りをした時は、40代・50代の先輩方と一緒にやらせてもらって、僕1人だけ20代で楽屋で居場所が無かったんですけど、今日は…今日も2人とも先輩ですけど、(年が近いから?)楽しいです。でも2人ともマスクしてたので真意は分からないですけどね笑。僕、50代でバンドもやっていて1人でもやるっていう尊敬している先輩がいるんですけど。もう亡くなっているんですけど。僕がなんで弾き語りをやるかって、そういう風になりたいんですよ。今日はその方の”年齢・歯車”という曲をやりたいと思います。」
 

年齢・歯車/高田渡
"ふと、"というワードが印象的な曲だった。

 

「昨日、クリスマスだったじゃないですか。僕らはライブだったんですけど。帰りに…街行くカップルを見ながら『この野郎』…とは思わずに(笑)きっと色々あって今、幸せなんだろうなって思うようにしたんです。僕は今全然幸せじゃないですけど。…幸せそうに見えますか?ハッピー顔してる?(笑)今日、少しでもハッピーな曲をやろうと思って自分達の曲を見てたんですけど、僕が作ってるから当たり前なんですけどそういうのが1つも無くて(笑)だから、他人の幸せを借りて歌おうと思ったんですけど難しいんですよね。タイトルに”幸福”の入っているこの曲にしました。」

 

幸福論/椎名林檎

 

「後のお2人も根っからのハッピー(←的なニュアンスだったような)っていう人ではないと思うので、多分これが今日一番のハッピーな曲だと思います(笑)今日は40分という尺をもらったんですけど、時間見てないんで後どのくらいなのか分からないんですが、次の曲で終わります。」

 

若いのにすごく苦労していて、それをストレートに曲に出しているけれどもっともっと苦悩があるんだろうなと思った。
とにかく佐々木さんの声からそういう色んな感情が伝わってきて、後半はずっと涙を堪えてた。

 

 

【西井鏡悟(STAn)】
「ちーす。」軽い感じで始まったkygさん。

 
「ぶっちゃけ風邪ひいてて、声張るとかすれちゃうんですよね。だから今日はカヒミ・カリィ風で。笑」

ファルセットで歌うからちょっともののけ(米良さん)的な感じもした。

 

2曲ほど歌ったところで「ここで僕の弾き語り恒例の”弾き語りなう”したいと思います。すいません、最前列の方で僕の写メを撮ってくれる方いますか?」とお客さんに写メ(名曲を歌ってる風で)を撮ってもらい無事写ツイ(笑)

「じゃ皆さん、kygの弾き語りに飽きたらRTしてください。」

 

「照明さんすいません、ちょっと明るくしてもらっても良いですか?キャンドル・ジュン的なあれなのは分かってるんですけど。」

 

「すいません、鼻かんでも良いですか?」と、テーブルに用意したトイレットペーパー(笑)で鼻をかみ、同じく用意していたアルミ缶ケースにしまう。

アルミ缶にしまう姿がかわいらしくてクスクス笑いが起きていた。

「皆も風邪には気をつけてください。」
 
「この帽子(らくだ色のヒッピー風な帽子)が変なのは分かってるんですけど、寝癖を隠したいんですよ。最近寝込んでたんで。でも、歌ってるとちょっと調子良くなってきてるんですよ。もしかしたら最後にはシャウトしてるかもしれないです。笑」

 

「僕、井上陽水が好きなんですけど。後、奥田民生が好きなんですけど。その2人が合作した曲をやりたいと思います。この曲、兄貴の結婚式とドラムの吉田の結婚式でしか歌ったことないんですよ。2人の手引きのようなものになれば良いなと思って。緊張するなぁー」

 

手引きのようなもの/奥田民生
最後の曲で、kygさんシャウトではなかったけど高いキーを声張って伸び伸び歌ってた。
本当に調子が良くなってる!と驚いた。
音楽の力ってすごい。

 

 

【小林祐介THE NOVEMBERS)】
無題 / 移動遊園地(パラダイス・ガラージ) / 37.2° / melt / holy(THE NOVEMBERS) / 冬眠 / en.Virginia sky,Endless stardust & Darlin’(STAn) / 最近あなたの暮らしはどう(THE NOVEMBERS

 

純平さんのサポート無しで1人。
白地に紺ボーダーのカットソーに薄いグレーのカーデ。

譜面台に何枚かの紙とノートを置き、座った位置から文字(音符?)が見えるか何度も確認してた。

 

「小林祐介です。良い夜にしましょう。」

 

無題
"今日の分の太陽"
カホンが入らないだけで曲の印象が全然変わる。

移動遊園地/パラダイス・ガラージ

 

「さっき佐々木君が”今日いちのハッピー”と言ってましたけど、僕は”世田谷いちのアンハッピーとハッピーの間の何か”を表現したいと思います。」

 

「ここ、暑いですよね…。これ火ですからね。温暖化ってこういうことですよね…地球の気持ち、分かるよねー。笑」

 

37.2°
melt

 

「例えば1つの映画があったとして、それを見た内の99人が『くだらんなぁ』と思ったとします。でも1人が『最高だった』と思ったとすると、くだらんと思った人達はハッピーなんですかね?もし感想が逆だったらどうなんですかね?僕は、周りがどうであろうとその人が思ったままのことっていうのは尊いことだと思うんですよね。僕、小学生の時に『はだしのゲン』っていう漫画が流行ったんですけど。皆バカにして笑ってたんですよ。…僕も笑ってたんですけど。広島の原爆の話で・・・あれ、違いますかね?じゃあ美味しんぼの話にしましょうか。僕美味しんぼが好きで、本当に毎日読んでるんですよ。今日は”りんごと母”というエピソードを読みました。で、地方でライブした時にMCで美味しんぼの話をしたら、失笑というか愛想笑い以下の反応をされたんですね。それで僕カチンときてしまって結構強めに言ったんですよ。『美味しんぼって、面白いですか?』って、こう(眼をキリッと)。それで僕カチンときてしまって結構強めに言ったんですよ。『美味しんぼって、そんなに面白いですか?』って、こう(眼をキリッと)。そしたら『こいつマジだぜ』ってなって。でもそういうのをきっかけに音楽とか、美味しんぼに興味を持ってくれたら良いなと思います。皆さんも良かったら帰りに美味しんぼを買って下さい。」

 

「昔に作った曲をやります。」

holy/THE NOVEMBERS

 

「冬って動物は冬眠するじゃないですか。でも暖かいと勘違いして出てきたりしますよね。昔1人暮らしをしていた頃、道に大きなヒキガエルがいて。僕、触れなかったので下敷きのようなものに乗っけて移動させようとしたんですよ。あ、これは本厚木の話です。僕の唯一の1人暮らし、神奈川県本厚木市。カエルが思ったより重くて、それに道の真ん中だったんで車が通るので、なかなか移動できなくて。でもこのままだと轢かれちゃうから、なんとか移動させたんですけど、よく考えたら冬眠ってどこでも良いわけじゃないじゃないですか。僕が適当に埋めて土をかけてしまって良いのかも分からないですし。結局、ゴミ収集のところにあった雑誌で囲いを作って、そこにあった布…よく考えたらゴミ用のネットだったんですけど。それで巣みたいなものを作って、ひとまずそれで帰ったんですね。次の日、どうなったのか気になって見に行ったんですけど。やっぱりネットが取られてて。多分ネットを取ったらカエルがいて『なんじゃこれは』ってなったんでしょうね。カエルはひっくり返って死んでました…。もしかしたら僕が運んだ時すでに死んでたかもしれないですけど。そんな感じで、冬眠の歌をやります。」

 

冬眠

 

アンコールで出てきて喋りかけてすぐに「あっ、アンコールありがとうございます。笑」と思い出して言ってた。

「あのさっき僕が『暑い』だの『地球が泣いている』だの言ってたのでスタッフさんが消していいですよって言ってくれたんですけど、これじゃあ僕が駄々っ子みたいなのでこのままで頑張ります。上着脱いでも良いですか?でも、記念にどれか1つ消そうかな。(と、近くにあった1つのキャンドルを吹き消す)…ちょっと暗くなりましたね。」

 

「今日アンコールで何やろうかなって考えてたんですけど。なんで僕なんですかね?佐々木くんの主催イベントなのに。先輩のkygさんもいるのに。最後は僕の好きな他人の曲で締めようと思って。(イントロを弾く)こういうイントロの曲なんですけど。今のはSTAnの曲なんですけど、kygさんに『今日これをやろうと思うんです』って話したら、『ていうかそれ俺やるんだよね』って(笑)『…ですよねぇ〜』って舌を出しながらごまかしたんですけど。でも練習してきたのでやろうと思います。ここでkygさんが出てきてくれたりしないですかね?」

イントロをエフェクターでループさせながら、チラチラと扉を見る小林さん。
するとドアがスッと開きkygさんが顔を覗かせて手拍子(笑)
小林さんが手招きして、kygさんがハンドマイクで歌うことに。

「小林君、歌わないの?それってノベンバーズのファン的に大丈夫?」と、不安そうに小林さんとお客さんを交互に見るkygさんがかわいかった。

 

Virginia sky,Endless stardust & Darlin’/STAn
出だし声張ってみたけどかすれたのでカヒミスタイルで歌ってた。
小林さんが少年のようにキラキラした笑顔でギター弾いててすごく楽しそうだった。

曲を終えて帰ろうとする小林さんに「最後は自分の曲で締めた方が良くない?」とkygさんが提案。
そこは全く考えていなかったようで「えっ…うーん。」と悩み出す小林さん。

 

小林「佐々木君、ノーベンバーズの曲何か歌えないかなぁ?(2回言う)」

ドアから顔を出す佐々木さん(コート着用)。

小「ノーベンバーズの曲、何か歌える?」

佐々木「…こわれる、とか。」

小&客「おぉ!」

佐「でも自信ない。」

小「自信ない…僕もこわれるはちょっとキツいなぁ。」

全員「・・・・・・」

kyg「とりあえず何かやったら?笑」

そしてステージに1人残される小林さん。

「ちょっと考えてもいいですか。」とギターを触りつつ考えて、困った時の1曲。

 

最近あなたの暮らしはどう/THE NOVEMBERS

 

40分という弾き語りでは長めの尺で、交流のあるメンツでのイベントだったから、3名ともゆったりしつつ素なステージで、とても素敵なイベントになったと思う。