2017.02.12
2016.11.23
THE NOVEMBERS
THE NOVEMBERS presents 「UЯAlujah」
LIVE HOUSE FEVER
去年に続いて今年もUЯAファイナル。
いこうよ
螺旋と水
chernobyl
pilica
はじまりの教会
裸のミンク
Reunion with Marr
Figure 0
Gilmore guilt more
mer
ウユニの恋人
Rhapsody in beauty
彼岸で散る青
dogma
she lab luck
白痴
黒い虹
再生の朝
en.
Flower of life
美しい火
いこうよ
バァーン!!とステージに立つ4人が照らされる。
まさかの1曲目、コーストから繋がったようだった。
この曲だけで終わってもいいくらい。
名曲すぎる。
「こんばんは。今日は来てくれてありがとう。」
「…ノーベンバーズの最初の曲をやります。」
螺旋と水
ぐわわ…!これはやばい。
頭が追い付かないまま曲が進んでいく感じ。
chernobyl
大好きな曲だからイントロにいく前で分かる。
あぁ嬉しいなぁ、幸せだなぁって噛み締めながら聴く。
pilica
青色の照明に染まる。
Hallelujahでいう"風"みたいだなと思った。
はじまりの教会
高松さんとケンゴさんが合図をしてイントロへ。
この曲はライブで聴くといつも少し切なくなる。
裸のミンク
ハネムーンツアー以来のミンク!嬉しい。
ベースもギターも色気のあるメロディだし、リズムも好きな曲。
もっとライブで聴きたいな…。
Reunion with Marr
久しぶりに聴けたのが嬉しくてニコニコして見ていたら小林さんも笑顔で幸せだった。
ケンゴさんもフロアを見ながら美しいリフを演奏していて、余裕を感じた。
Figure 0
音の厚みにニヤけてしまう。
Gilmore guilt more
曲に入る前の雰囲気で、マジかー!!と完全にテンションが振り切れた。
小林タイムは少しギターを弾いた後、しばらく上を見上げて佇んでいた。
吉木さんのドラムの展開の仕方もかっこ良くて、ひたすらリフを演奏するケンゴ高松ペアも良い。
だいぶ控えめに言って、最っ高でした。
「今日のセットリストはHallelujahの…作品のHallelujahのツアーでやった曲と繋がっているものを選んでいるので、そういうところを楽しんでもらえたら、嬉しいなと思います。…Hallelujahのツアーでは次がGIFTだったんですけど。UЯAを、聴いてください(微笑)。」
mer
これがGIFTのUЯA…!
ベースラインが優しくて好き。
最後"これから どこへいこうか"を語りかけるように歌っていた。
ウユニの恋人
Rhapsody in beauty
具体的にどうとは言えないけど、リリース当時と今では聴こえ方が変わったように感じる。
音ではなく曲のイメージというか空気のようなものが。
彼岸で散る青
シャウトで胸がグッとなる。
dogma
彼岸の残響の中で、小林さんがすうっと左手を降り下ろして始まったので一瞬パニック状態に。
今だからこそ出せる凄みみたいなものがあるなぁ。
she lab luck
ふと、今のライブ映像でMV作ったらどんな感じになるんだろう…とか考えた。
白痴
からの!やばすぎる。
ドラムが最高にかっこ良かった。
この曲だったか、ケンゴさんがぐんぐん前に出ていってて、飲み込まれちゃうんじゃないかと思った。
黒い虹
ハレツアーではここで黒い虹だったなーって思ってたらまさにギターが鳴って、1人でウワー!って興奮してた。
今日もバキバキでかっこ良すぎた…。
そして余韻の中で聴こえてきた音に、息が止まる。
小林さんが微笑みながら紹介をする。
「次で最後の曲なんですけど、(流れている音を指して)この曲を聴いてください。再生の朝という曲です。」
再生の朝
最後に大大大好きな曲が聴けるなんて…嬉涙
高松さんはベースのみだったけど、吉木さんが2人分叩いてるようにドラムが力強く聴こえた。
この曲も光のイメージだけど、Hallelujahとは違って柔らかい陽射しみたいな感じ。
幸せだった。
「アンコールありがとう。あの、UЯAlujahのセットリストは皆で…チームの皆で話して決めたんですけど。・・・・ケンゴ君が入って4人になってから、(演奏時間を)30分もらっても15分で帰っちゃうようなことがあって。最初12曲くらいあったのにケンゴ君が入って5曲に減って(笑)、いつまでたっても覚えないから作った方が早いってなって。そこから今まで作り続けて、結構曲が増えて。でも、音楽界からしたら僕らの曲(数)なんて海辺の砂みたいなものじゃないですか。とんでもないなと思って…とんでもねぇなと思って(何故か言い直す笑)、とんでもないなと思ったんですけど、その気持ちをレモンサワーにぶつけて…(笑)でも"親の仇"って、僕はレモンの子の目線で親の仇がケンゴっていうつもりで言ったのに、ケンゴ君が言うからケンゴ君の親の仇みたいになっちゃって。親の仇がレモンって…どんなパワーバランスだよ(笑)・・・ねぇ今までにどれだけのレモンの子を血祭りにあげてきたの?」
(ケンゴさんを見つめる小林さん)
「・・・億?…億いっちゃう?(笑)・・・・・・そっかぁ…(天井を見上げる)。億ってどれくらいなんだろうね。僕バカだから1億がどのくらいなのか分からなくて、1億円って言われた時に『1億円っていくらですか?』って聞いちゃったんですよね(笑)想像できないものは手に入らないですよね。1億、このくらいかな(手で高さを表す)ふふ。」
「未来について歌った曲をどちらもやるので、2曲聴いてください。」
Flower of life
何となく、この曲のような気がしていた。
真っ直ぐ前を見つめて歌う小林さんが印象的だった。
美しい火
そして最後はやはり。
美しいし、今の全てを集約しているように感じた。
「次会う時まで元気で。」
THE NOVEMBERS裏ファイナル、UЯAlujah終了。
Hallelujahの曲は3曲だけだったけど、ハレツアーと同じものを感じられた。
この2時間あまりで、何度ハッとしたんだろう。
どの曲も好きで、どの曲も嬉しくて、どの瞬間も逃したくなくて気持ちが忙しかった。
久しぶりに聴く曲が多過ぎてどれも嬉しかったけど、特に裸のミンクと再生の朝が嬉しすぎた。
そして、UЯAを終えてまたHallelujahの曲達を聴きたくなるというループ。
改めてHallelujahは名盤だな。
2016.11.11
11th Anniversary & 6th Album Release Tour - Hallelujah -
新木場Studio Coast
11/11、1年ぶりの東京でのワンマンギグ。
朝から土砂降りの雨…THE NOVEMBERSが本気を出すとこうなるのか。
各地から多くの人がTHE NOVEMBERSへの特別な想いをもって新木場に向かっているんだって考えるとそれだけで胸がいっぱいになる。
既に緊張しているけど、不思議と穏やかな気分。
雨が止み冷えた空気の中、緊張で高鳴る心臓を抱えて新木場へ。
場内では11年間のアートワークとアー写をパネルで展示していて、お客さん達が写真を撮っていた。
映像化するのでカメラが入るのは分かっていたけど、まずクレーンが目に入って一瞬オッとなった。
PA前正面にも沢山カメラがいた。
美しい映像作品のために、本気だ。
【THE NOVEMBERS】
静まる会場にハレルヤのSEが流れ、メンバーがゆっくりと現れる。
「今日は来てくれてありがとう。始めます。」
Hallelujah
あぁ始まった、と思った。
照明もあるけど曲の持つ光みたいな明るさが眩しかった。
風
高松さんのベースが跳ねる。
透明感のある水色の照明で、白をアクセントに使っていてとてもキレイだった。
1000年
赤から緑、緑から赤へとゆらりゆらりと色が変わっていく。
!!!!!!!!!!!
演奏をするたびに存在感が増してる曲。
ケンゴさんが首をブンブン振りまくる。
Xeno
煽るようなドラムがたまらない。
愛はなけなし
今までの空気からガラリと変わる。
この曲の小林さんの声は本当に艶やか。
ただ遠くへ
海の中へ反射する光みたいな照明が綺麗で、曲をより美しく演出していた。
アウトロがいつもより長く感じた。
時間さえも年老いて
やっぱりこの曲はドラムに集中してしまうけど、ケンゴさんのギターも物凄くエモい。
引き続きドラムに注目する。
豪快なのも大好きだけどこういう細かいリズムも大好き。
「未来について歌った曲を、聴いてください。」
GIFT
大きい会場で聴くとより特別に感じる。
丁寧にリボンで結ぶような、そういうイメージ。
高松さんがキラキラスイッチを踏むのが見えてほっこりした。
ブルックリン最終出口
確かこの曲の頭で吉木さんにスポットライトがきていたような。
台詞のところをハッキリめに言う小林さん。
きれいな海へ
この曲のアウトロのセッションみたいなところ、いつも皆いい顔してる。
演奏するのが楽しいんだろうなって思う。
「ガンガンいきましょう」
小林さんの呼び掛けに歓声で応えるお客さん。
鉄の夢
先ほどまでのキラキラ浮遊した空気が、イントロだけでズシンと重くなる。
音と声の切れ味がYAVAI。
dysphoria
吉木さんのドラムだけで既にお客さんの反応が大きい。
そしてケンゴさんのギターで更に沸き立つフロア!
Blood Music.1985
まだまだいけるだろ?と言わんばかりの小林さんの挑発にゾワゾワする。
1人ずつ音を重ねていくところ、いつも高松さんを見てるけど、ゴリゴリに弾いてるのが見れるとテンションが上がる。
こわれる
『ようやく出したいニュアンスやテンション感が表現出来るようになってきた』と小林さんも言っていたけど、本当に昔とは別物に感じる。
2次元から3次元になったみたいな(この例え微妙だな…)。
黒い虹
イントロのギターから、今までで一番良かった。
この曲も大きい、天井の高い会場の方が合うなと思った。
「結成11周年ですけど、どこかに到達したとか、何かを成し遂げたっていうより、まだまだこれからだと思ってます。っていう気持ちで1曲やるので、聴いてください。」
美しい火
お客さんを見渡しながらギターを弾く小林さん。
声がとてもキレイだった。
「ありがとう!」
アンコール、小林さんだけがステージに現れる。
「アンコールありがとうございます。…最初、僕だけで1曲やって、その後メンバーが来ます(笑顔)。」
あなたを愛したい
弾き語り以外で初(今回も1人だけど)。
ゆったりと言葉を噛み締めるように歌う。
最初凄く優しい声だったのが、間奏でギターの音が強くなり声も強くなって、前半と後半で違う曲みたいだった。
照明も終盤に向かうにつれてシンクロするように色が濃くなっていた。
小林さんの声、表現が豊かになったというか、奥行きや深みが感じられた。
素晴らしかった。
「もう一生やらないと思うけど、メンバー紹介をします。…じゃあ、加入順に呼びます。・・ギター、マイメン、ケンゴ・マツモト。」
いつものように胸元のボタンを大胆に外した状態で登場するケンゴさん。
定位置についたのを見て笑う小林さん。
「今、テレパシーですけど『未来は俺らの手の中』って言ってました(笑)。」
手を挙げてうんうんと頷くケンゴさん。
「次、ノーベンバーズの、うーん……優しさ。ドラムス、吉木諒祐。」
スッと登場する吉木さん。
「背が高い。」
小林さんその一言で一気に和む空気。
「最後、僕の人生の半分を一緒に過ごしている…リーダー。ベース、高松浩史。」
小林さんも少し照れてる感じしたけど、高松さんも気恥ずかしそうに見えた。
「ボーカルギター、小林です。」
メンバー紹介、とてもほっこりした。
毎年とはいわないので数年に1回くらいやってくれたら嬉しいなぁ。
「お互い、いい時間を過ごして、またいい未来で会いましょう。とことん行きましょう。…これからもよろしくお願いします(笑顔)。」
いこうよ
演奏する小林さんの表情が、誇らしげに見える一方でどこかまだ満足しきっていないように見えた。
今の会場の反応云々ではなく、まだまだこれからっていう意味合いで。
トランペットのメロディをケンゴさんも弾いていたと思う。
ふと、ケンゴさんが高松さんへ笑いかけてると思ったらベースの弦が切れていたらしい…凄い。
ラスト立ち上がってドラムを叩く吉木さん。
アウトロがとても長く感じた。
「ありがとうございました!次会う時まで元気で。」
袖にはける時、周りの方々がくすくすっとなったから何!?と思ったら小林さんが可愛らしいガッツポーズしたらしい。
メンバーがはけても拍手が止まず、動かないお客さん達。
結構時間をおいて、再びステージに戻ってくる4人。
小林さんが、高松さんの前を通った後に2人で笑い合っていて微笑ましかった。
「アンコールありがとうございます。最後に1曲やります。」
今日も生きたね
わあぁ…!と息が止まりそうになる。
どこまでも優しくて美しい曲。
演奏を終え、お辞儀をして去っていくメンバー。
袖に消えていく背中を見つめながら少しだけ寂しい気持ちになった。
THE NOVEMBERSツアーファイナル、11/11新木場スタジオコースト終了。
今までのコースト公演みたいな演出はなく、他の会場と変わらずいつも通り最高にかっこ良いライブをしていた。
会場がコーストだったっていうだけ。
もう、ここは彼らにとって特別なステージでは無いんだと思った。
未来が見えるようなステージだった。
光線タイプの照明はノベンバに合ってる気がする。
錆みたいな色の照明もあって、曲によって色の見え方が変わって面白かった。
あと珍しくフロアまで明るくなる曲があって新鮮だった。
吉木さんは音の柱となって支えたり、ここぞという時は音を引っ張っていくようなドラムだった。
高松さんは今日もお客さんをよく見ながら、存在感のあるベースを演奏していた。そして、麗しかった。
小林さんは歌声もシャウトする声もキレイで、時折未来を見ているような眼が印象的だった。
今回のツアー全7本中、新潟以外の6本を見に行くことが出来た。
MCとか、ステージでの立ち振舞いとか、今まで以上に一貫したものがあって、未来への強い意志のようなものを感じた。
照明もどこの会場もとても素敵で、印象的な演出には緑色のイメージが強く残っている。
お客さんの反応がとても良く、一部ではそれを『変わってしまった』と否定するような意見も見かけたけれど、私はそうは思わなくて。
今までは割とお客さんはじっと動かず見ていたけど、でもどこかうずうずしているようにも見えていた。
きっと今回の作品がそういう抑えていた気持ちを開放して、それぞれが自由に楽しめるようになったんじゃないかなと。
たとえば歩きながら聴いているとつい口ずさんでしまうような。
出逢ってからずっとTHE NOVEMBERSの活動を見てきて、気付いたこと、受け取ったもの(形の有無問わず)もあれば、逆に見逃したこと、気付かなかったこと、受け取れきれなかったものも沢山あるけど、そういうものも全部ひっくるめて自分なんだと思った。
小林さんの仙台でのMCで「全部持っている」という感覚が少し分かったような気がした。
何度も愛を感じたツアーが終わった。
色々探してみたけれど、愛以上の表現が見つからない。
THE NOVEMBERSを愛してます。